『小田晃生と世田谷ピンポンズの淋しい歌合戦』に来てくれた皆さんに・・・

改めまして、 『小田晃生と世田谷ピンポンズの淋しい歌合戦』に来てくれた皆さん

今回も本当に本当に、来てくれてありがとうございました

7月にして、今年最後の淋しい歌合戦は

決して夏向きとは言えないフォークソングの歌合戦でしたが

淋しい歌合戦の名に恥じない、実に淋しさの漂う久しぶりの雰囲気で

『フォー!』とも『イエーイ!』とも歓声が上がらない感じ

あの感じこそがやっぱり淋しい歌合戦らしくて

真剣に歌と向き合うなんて言うと大げさかも知れませんが

いつまでも緊張感が伴うあの独特の雰囲気の中

来てくれた皆さんが真剣にお二人の歌に耳を傾けている姿を見るのが

ボクはやっぱり好きだなーと思いました


まず最初に登場しました『世田谷ピンポンズ』さんは

皆さんの前で歌う時は黒い水玉のシャツに着替えてしまっていましたが

ちゃんと約束通りに『ドラえもん』のロックTシャツを着てきてくれて

オカッパ頭に丸メガネ、どこまでもシャイで

決して目を合わせずに『今日はお願いします!』と言うその姿も

ボクが思い描いていた『世田谷ピンポンズ』さんそのもので

ライブ前の会場準備中、『何か飲みますか?』ってボクに

お約束通りの『ソーダ水』を注文してくれて、『喫茶店好き』は流石のもので

きっと『ソーダ水』を注文してくれると思っていたから

前の日にしっかり準備しておいた、炭酸水とブルーハワイシロップで『ソーダ水』

『これもらって良いですか?』って、女の子のお客さん達と同じ様に

ボクが書いているおなじみのコースターを持って帰ってくれて

『本棚の本が、ボクの家の本棚とほとんど一緒です!』って

そもそもボクが『世田谷ピンポンズ』さんのCDを聴くようになったのも

歌詞に『コーヒー』や『喫茶店』がちょいちょいと出てくるのが始まりだったから

好きなモノが似ているからボクの好きな歌を歌えるんだなーとそんな風に嬉しくなりました


今まで10回以上開催されているこの淋しい歌合戦ですが

本番前、『世田谷ピンポンズ』さんほど緊張されていた人は初めてと言うか

なんて言うか、それが本当に良くて

『ライブは告白みたいなものだから、オレは声が上擦ったり、緊張しない奴なんか信用できないね!』って

大好きな『僕のレテパシーズ』の『古宮くん』が教えてくれたその名言を思い出しながら

震えた手で握手した『世田谷ピンポンズ』さんに勝手にとてもワクワクしました


小田晃生さんのレコ発ツアーですので短めの40分のライブでしたが

聞きたかった歌をたくさん歌ってもらえてとても嬉しかったです

中でも個人的にお気に入りで擦り切れるくらいに聴いている

『三軒茶屋リトルスターウォーズ』(カランコロンの歌です)と『グッドバイ』は格別に良くて

とにかくこの2曲の歌詞は天才とか言い様がないくらいに良くて

『君がさよならを放り投げたから、ボクもさよならを言わなくなった』って

『さよならがないからこんなに切ないのかな?』って

『さよならがないから何もかも嫌になるね』って

『真っ直ぐに切り揃えられた、君の前髪は良い感じだな』って

『それ定規で切っているのかい?そうだね、じゃなきゃ、そんなに真っ直ぐに切れないものね』って

どうせ売れるならこの2曲で売れて欲しいってくらいに本当にグッときました

1曲目に歌ってくれた『H荘の青春』も

歌い出しの歌詞が『シコシコ生きている僕です、シコシコ右手を動かしている僕です』なのですが

淋しい歌合戦のあの緊張感、あの雰囲気であえてこの歌を1曲目に歌う辺りも

これこそボクの好きなフォークソングの完成系だなーと

『頑張ってます』とも『愛してます』とも歌わなくとも、耳障りの良い言葉を並べなくても

全然1つもカッコ良くないのに、カッコ悪くてカッコ良いんだから

それがボクのやりたい生き方とちょっと重なるなーって

『自虐』じゃないけど、『フォーク』だけど『パンク』なんだよなーって

大体どこに言ってもカッコ悪いフォークソングですが、それで良いんじゃないかなーって

『ボク、フォークソングが好きです!』って

『世田谷ピンポンズ』さんの歌を聞きながらそんな事ばかり考えていました


続いての登場は『小田晃生』さんで

なんて言ったら最適な表現なのか分かりませんが

やっぱり『流石だなー』って、貫禄じゃないけど上手いなーって

全然穏やかなんだけど、間合いを合わせてスーっと懐に忍び混んでくる感じ

ジャッキー・チェンのカンフー映画なんかで

ものすごい年寄りの穏やかなお爺さんがいて

でも実はそのおじいさんはカンフーの達人で

本当に少ない動作で大男たちをバタバタと投げ倒すみたいなシーンがあるけどなんかそんな感じ

会場にいたお客さんが次々に引き込まれている姿に

歌を歌う人にこんな言い方はあってるのか分かりませんが『技』が凄いなーって

『力』でお客さんのこころを持っていく人もいれば

『技』でお客さんのこころを持っていく人もいるんだなーと

とにかく本当に心地良い程にあっと言う間に時間ばかり過ぎてしまいました

ボクは個人的にロマンティックな小田さんの歌が本当に好きで

2年前のハイコーフェス、走り回ってばっかりで2曲くらいしか聞けなかった小田さんの歌を

『僕はこわくなった』、『コンティニュー』、『こころ』、『里帰り』、『夜道』、『もう少し』

バカみたいに聴いてきた曲を、ちゃんと聞きたいだけちゃんと聞かせてもらえたので

それが本当に本当に良かったです

ロマンティックな曲を少し照れながら歌う『小田晃生』さんの姿に

淋しい歌合戦に来てくれる女の子たちなんかはただでさえそう言うのに弱いから

それはそれは大層にメロメロなのだろうと辺りを何度も見回しながら

そしたら案の定、『小田晃生』さんの大ファンの澁谷くんが今にも泣きそうで

こーちゃんの話によれば、泣きそうと言うか、ほぼ泣いていたそうで

澁谷くんが東京から帰ってきた今からちょうど5年前

ボクと澁谷くんが仲良くなったきっかけの1つが

『小田晃生』さんの『まるかいてちょん』って同じCDを聴いていた事だったから

そんな澁谷くんとこの場所で『小田晃生』さんの歌を聴けたこと

ボクはそれが何より嬉しかった気がします

『小田晃生さんって久しぶりのはずなのに、なんかあんまり久し振りって気がしないんですよ』って

ゴマシオに来てすぐの小田さんにそんな風に話し掛けたら

『それはボクと澁谷さんが似てるからじゃないですか?』って言っていて

良かったね、澁谷くん、これで正真正銘、小田さん公認の偽物になれましたよ

本当に本当に『小田晃生』さんは良い人で良い歌を歌う人で

ボクはやっぱり、『小田晃生』の歌も好きだけど、人が好きだなーと改めて思いました

それで、結局は全部人と人

それじゃなきゃ、長続きする関係なんか築けないなーと改めてそんな風に思いました


別れ際、最後の最後に『小田晃生』さんが言ってくれました

『小田さんはハイコーフェスに出ないんですか?って、さっき何人かのお客さんに聞かれたんで、

呼んでもらえたらボクはすぐに行きますんで、またきっと呼んでくださいね』って

物腰の柔らかい小田さんなので、全部は言わなくともボクも分かっているつもりです


あの『小田晃生』さんがもう1度出演したがる『ハイコーフェス』は9/7です

今年の淋しい歌合戦はこれでおしまい

今後は『ハイコーフェス』で、それでまた1人でも多くの人に『淋しいな』って

1人になった途端に、そんな風に思ってもらえたら嬉しいです
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by gomashioatama | 2014-07-08 21:46 | Gomashio日記 | Comments(0)
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