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喫茶店をしていたおかげで女子高生からリンゴをもらった・・・

 今朝の吹雪は本当に凄かったですね

台風でもないのに家がミシミシと音をたてるように揺れるので

夜中何度も不安になっては外まで視察に行こうかなーって思ったのだけど

こう寒いとなかなか布団から出ることができず結局いつもの時間になって

外に出たら案の定、近所の冬囲いなんかは派手に飛ばされていて

落ち葉やら木の枝なんかも派手に散乱していて

朝から裏地が毛布みたいにモコモコの軍モノのアウターなんかをバッチリ着込んでは

「小学生も辛いよね!」なんてさんちゃんと登校班の集合場所まで歩いて

「寒い、寒い」言いながらも店先の片付けをして

「今日は吹雪だしダメっぽいね!」なんて半ば諦め模様で

ようやく一息ついては気が早いけどクリスマスソングなんて聴きながら

熱いお茶をすすってお客さんを待っていました


待っていましたなんて書いた途端に

本当にお客さんが立て続けに二組来てくれて

「あー、今日もちゃんとお客さんが来てくれた!」って

普通のカフェや喫茶店なら当たり前なのかもしれないけど

毎日お客さんが来てくれること

いつまでたってもボクにはやっぱり当たり前じゃない感覚があって

その日、1番最初のお客さんが来てくれると

こっちがホッとしたらダメなんだけどやっぱりホッとしてしまいます


「やることないならブログでも書けば」ってこーちゃんから言われて

1週間ぶりにブログを書こうって気合いを入れていたけど

一時中断して今また途中から書いているんだけど

その後も知ってる顔から知らない顔までポツポツとお客さんは来てくれて

「こんな日だからゴマシオ貸し切りでゆっくりできるかなー」って

「会社ズル休みしたけど、ここしか行くとこないし、吹雪だけど来ちゃいました!」って

冬の始まり、吹雪の中

この奇跡みたいなちいさな喫茶店でポツンとひとり

自分と向き合っているお客さんを見るのがボクは心底好きだなーと思いました


そうそう、好きだと言えば昨日の夕方

店の前でブラブラしながら傘をさしつつ体操なんかしていたら

雨の中を傘もささずに制服姿の女の子が歩いてきて

その子は高校1年生の時からたまにゴマシオにお茶しに来てくれる女子高生で

ボクはその子の事が若い頃のこーちゃんみたいでカワイイなーって思っているんだけど

その子もこーちゃんの事が多分好きで

こーちゃんの真似をして「こけしカット」の髪形をしていて

「傘貸すよー」って、「受験生でしょ、風邪ひくよー」って赤いチェック柄

ボクのダッサイダッサイ傘を無理やり貸してあげて

「明日の朝、学校行く時でも適当に店の前に置いてってよ!」なんて

まるで足長おじさんのようにとても紳士にスマートに

女子高生に傘を貸してあげられるなんてこのボクが

もしも喫茶店をやっていなかったらこんな事

きっと死ぬまで出来なかったんじゃないかなーって

だってボクみたいなものから突然傘を差し出されたら

きっと普通の女子高生なら「キメェ―よ!!」とか「ウゼェーよ!!」とか

ちょっとガラの悪い女子高生ならきっとそうだなー

「キン玉みたいな顔して馴れ馴れしんだよ!!」なんてね

きっとそんな風に嫌がられたり怖がられたりするのが関の山なのにね

2、3度振り返っては笑顔でボクに手を振ってくれたんだよね

ボクは立派な社会人にも立派な大人にもなれなかったけど

ボクは喫茶店をしていたおかげで

女子高生から何度も手を振ってもらえるんだよね


朝一番、店のドアを開かないなーって、おかしいなーって思ったら

おもて側のドアノブにたくさんのリンゴとラブレターがぶら下がっていました

壁にはボクのダッサイダッサイ赤いチェックの傘が1本

「なに女子高生からラブレターもらって調子に乗ってんねん!」ってこーちゃんから

ニヤニヤするつもりは全然無かったけどついついニヤニヤしてしまって

「このリンゴはケーキに使うから!」って

「グツグツに煮込ませてもらうわ!」って

今年1番の寒い朝

久しぶりにボクは女の怖さを目の当たりにしました
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by gomashioatama | 2012-11-27 17:26 | Gomashio日記 | Comments(5)

あんたをずっと見ていたよ・・・

 ついに初雪が降りましたね

毎日雪寄せするようになったらきっと嫌んなっちゃうんだけど

降り始めはやっぱりなんでかワクワクしちゃいます

ちょうどお昼の時間を過ぎたタイミングで

ボクもこっそり外に飛び出ては

大きく目を見開いて幸せ(初雪)を目でキャッチしました

何があってもこの冬は

これできっと幸せなはずでボクは

ボクとおんなじように小学4,5年生の男の子もキャッチしていて

「オレなんか5個もキャッチしたよ!」と張りあってきたのが面白かったです

ボクは残念ながら1個だけだったけどそれはそれは大きな1つの幸せでした


このブログもそうですが

いつも来てくれるお客さんたちは

ゴマシオキッチンのホームページの方もちゃんと見てくれているようで

ホームページ内の「ボクが見ている喫茶店」って

ボクがときどきトイカメラで撮影しているちっぽけな喫茶店の写真コーナーがあって

「自分が映っている写真を見つけてビックリしました!」って

別に載っても幸せになれるなんて言い伝えもないし

ひょっとしたらあまり嬉しくないのかも知れませんが

良く通う喫茶店のホームページにさりげなく自分が映っていたら

ボクだったら嬉しいよなーって

いろんな載せているのでたまに見てくれたら嬉しいです

ゴマシオキッチンホームページ ボクが見ている喫茶店


ボクが思っている以上にドーナツってみんな好きじゃないみたいで

おきゃくさんが多い週末の土曜日の関わらずドーナツはあまり売れなくて

「んじゃ、今日はやめときますか!」って日曜日

案の定ドーナツ目当てに来てくれたお客さんたちがいたので

今日は朝からドーナツを揚げてお客さんを待っていて

お客さんは来てくれてもドーナツはぜんぜん売れなくて

「わー、今日も残るねー」って

「オレがドーナツって言ったばっかりに」って

機嫌を取るようにこーちゃんの肩を揉みながら謝っていたら

最後のお客さんがたくさん買ってくれて

女の人が「ドーナッツ」って言うとなんか色気があって良いなーと思いました

ボクは女の人に「ドーナッツ」と言ってもらいたいだけなのかも知れません

あと「わかめ」とかも女の人が言うとやけにグッとくるなーと思いました
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この人は女性ではないけど

シャツが面白いくらい黄色だったのでグッと来ました
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by gomashioatama | 2012-11-19 17:40 | Gomashio日記 | Comments(8)

鉛色の空を見ている・・・

 もういつ雪が降って来てもおかしくないくらいに

昼間っから随分と薄暗い鉛色の空が続いて

思いっきり太陽でも浴びたいなーって思いつつ

この鉛色の空って言うのもなんとも風情があるように思えて

昨日こーちゃんが言っていたけど

「初雪を目に入れる」と幸せになれるらしいので

こーちゃんは毎年、初雪が降ったら外に出て

空を見上げて目で雪をキャッチして幸せになっているらしいので

ボクも大概幸せになりたいのでそんな話を聞いたら

「もう1回くらい雪降っちゃえよ」ってそんな気持ちになりました


昨日いつもゴマシオに来てくれるお客さんからお誘いがあって

親族の家を取り壊すから欲しいものがあれば持って行ってとお誘いがあって

昔、そこの家は婦人洋品店をやっていたららしくたくさんの面白い洋服があって

「もうこの冬は服を買わなくて良いね」ってくらい面白い洋服をたくさんもらって

「えー、でもこれ着てたらちょっと危ない人みたいじゃない?」なんて言いつつこーちゃんも

「でも面白い方に生きるって決めたじゃん!」って最近は全部面白いで片付けちゃうから

タミさんや飴子さんに着せたくなる面白い洋服もたくさんもらったので配給します

それからちょうど欲しいなーって思っていた

ほとんど新品のポータブルのレコードプレーヤーと

聴いてるだけで品がありそうなクラシックのレコード集をたくさんもらったので

しばらく飽きるまでゴマシオでショパンなんかを流して

「随分、品がある喫茶店だなー」と言われるように面白いように生活しようと思います


くるりのあたらしいアルバムの中で「のぞみ1号」がすごく好きです

「あずさ2号」を超える新幹線ソングでボクはやっぱり暗いくるりが好きだと思いました

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by gomashioatama | 2012-11-18 07:12 | Gomashio日記 | Comments(4)

午後のドーナツ・・・

 昨日ドーナツの話をしたので早速今日は朝からドーナツを揚げて誰かが来るのを待っています
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Jaajaの名曲から頂いた『午後のドーナツ』って名前も気に入っていて

キッシュとは打って変わって1つ売れたらポンポンポンと

1人で2つ食べてくれたお客さんもいてあと3つで完売で嬉しいです

今日はお腹一杯になるまでドーナツを食べなくても済みそうです

買ってくれた皆さん本当にありがとうございます


さて、ドーナツがある喫茶店って凄く良いなーって勝手に思っていて

喫茶店でドーナツと言えばその筋ではかなり有名な老舗の喫茶店

京都の六曜社地下店が有名ですが

コーヒーとフォークソング好きの人はご存じでしょうが

高田渡さんの愛弟子のシンガーソングライター、オクノ修さんがマスターの喫茶店で

いつかいつかと思っていてもなかなか京都まで行く用事もなく

オクノさんのコーヒーはまだ1度も飲んだこともないんだけれど

何かって言うとボクは本で読んだり雑誌で見たりする

オクノさんの喫茶店哲学をカッコいいなーとずっと思っていて

ボクの中では勝手にゴマシオに珈琲豆を卸してもらっている

石田珈琲店の石田昌史さんと並んで師匠だと思ってやっています


1000円出して飲む高級ホテルのティールームのコーヒーではなく

何種類もの豆から選んで注文するような難しいコーヒーでもなくて

メニューなんか見なくても『コーヒー』って言えばそれが出て来る

『喫茶店で飲む450円の味がするコーヒー』を何十年も提供し続けているそうで

なんかその、焙煎がどうとかブレンドがどうって具合に

コーヒーの美味しさを追求し続けるんじゃなくて

『喫茶店で飲む450円の味がするコーヒー』って言うのを追求してるって言うのに

ボクは心底カッコいいなーって勝手に共鳴しています


まだまだ足元にも及びませんが

ボクもいつかオクノさんみたいな

ちゃんと胸張った喫茶店のマスターになりたいです


オクノさんの名曲から『夜がそこまで』

ハゼくんが年取ったらオクノさんみたいになりそう怖いです
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by gomashioatama | 2012-11-16 14:44 | Gomashio日記 | Comments(0)

冬眠してる場合じゃねーよ・・・

 名古屋の喫茶Jaajaに行った時

ハイコーフェスにも出演してくれた大好きなJaajaのゆーにゃんさんが

あまりにも美味しそうにキッシュを頬張っていたので

帰って来てからずっと「キッシュ出そうよ!」って張り切っていたんだけど

「マロンパイ終わるまで無理だよ!」って

「だったら自分で作れや!」って拒否されていたんだけど

なんのタイミングか分からないけど今朝ついにスイッチが入ったみたいで

いそいそとキッシュを焼いてくれて

目玉焼きとジャーマンポテト

わかめの味噌汁ででしっかり朝ご飯を食べた後だったけど

「味見しないとね」って半分個してキッシュも食べて

今日は平日でお客さんもあまり多くないだろうけど

覚悟の2ホールも焼いて売る気マンマンでいます

早く誰か注文しないかなーと

黒板にも「ティッシュやないでー、キッシュやでー」と

あえての関西弁でとてもセンスのある面白いポップで売り出しているのですが

一向に注文が入ることはなく

このままではボクが責任を取って2ホール食べることになりそうです

太るわ


季節が冬に入るからなのか

最近いろんな事をいろいろと

なんかこう生活に色がないと、変化がないと気が滅入っちゃいそうで

なんとなく動いてはそれで失敗もしちゃっているんだけど

「良いも悪いも、もう全部受け入れようよ!」ってさっきこーちゃんから

「呑気に生きようぜ!塩盛れ!塩!」って素晴らしい名言も出て

「この人なら幸せにしてくれるから結婚するんじゃない、

この人となら不幸になっても良いから結婚するんだ」って

偶然見たNHK、朝の連ドラ小説の台詞がこんな日だからかグッと来ています


こちらはキッシュを作る原因となったJaajaです

お互いを呼び捨てにしない夫婦がボクは好きで

「ゆーにゃん」、「クミちゃん」って呼び合うのも凄く素敵です

憧れの夫婦でこーちゃんは最近クミちゃんの真似ばかりしています

「午後のドーナツ」って名前で今度はドーナツも出したいです
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by gomashioatama | 2012-11-15 13:02 | Gomashio日記 | Comments(6)

ひとりぼっちでボクたちは・・・

 日曜日、閉店前の1時間は決まって来てくれるお客さんが何人かいて

思い思いにその1時間を噛みしめては

チビチビと名残惜しむようにコーヒーを飲んだり紅茶を飲んだりしていて

「また明日から1週間だね」って

「ほんと仕事行きたくないッスね」って

「また来週ね」って

ちょっと遠距離恋愛をしているカップルみたいにしばしの別れ

ほんの少しの別れを惜しみながら

みんなそれぞれまたひとりぼっちに戻るのが

ボクが大好きな喫茶店の1週間の終わりの大切な時間です


ゴマシオキッチンには毎週必ず来てくれるお客さんが何人かいて

毎週でなくても隔週くらいでは必ず来てくれるお客さんも何人かいて

ボクたち夫婦がこの喫茶店を続けていくのに必死なように

その人たちもきっとこの喫茶店に足気無く通うことに必死でいて

でもきっとこの人たちもいつかはきっと

今みたいにこの喫茶店に足を運ぶ回数は少なくなっていって

でもそれを悲しいとか淋しいなんて考えたらダメなんだろうなーと

もっともっと「ただの喫茶店」に徹しないとダメなんだろうなーって

ボクはこの喫茶店にいろんなドラマを見てしまっているから

どんどんどんどんこの喫茶店に期待してしまっていて

ひとりぼっちになるのがどんどんどんどん怖くなっているのかも知れません


閉店後、いそいそと次の日の開店準備をして

借りている小屋にトニックウォーターのケースなんかを取りに行って

ずっと1日中店の中にいたからかなー

100メートルくらい

ほんの少しの距離だからジャンバーも着ないで外に出たから風が冷たくて嫌んなったけど

いつの間にかもうすっかり冬の夜空になっていたんだなーって

「あいかわらず季節に敏感でいたい」って「くるり」も歌っていたけど

ボクはいつの間にかそんなのにどんどん鈍感になっていたんだなーと

商店街、ひとり夜空を見上げてちょっとだけ動けなくなってしまって

ただただ真っ黒の夜空を見上げて

ボクはまるで世界中でひとりぼっちみたいだったけど

なんかピーンとひらめいたように幸せな気分でした

今この文章を書きながらも本当に久しぶりに心から優しい気分になっていて

早く誰かにコーヒーを淹れたいなーって

とにかくとにかく優しい人になりたいなーって

誰もいない店内

こーちゃんを後ろから抱き締めて少しだけダンスをしています
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by gomashioatama | 2012-11-12 11:05 | Gomashio日記 | Comments(2)

ただボクの真ん中にポッカリと穴が空いたよ・・・

 いろいろとご心配をお掛けしましたが気胸問題

とりあえずは肺の穴が塞がったようで元の元気な体に戻りました

治っちゃえばもうなんてこともなくて息苦しかったのがウソみたいに

本当に何もなかったみたいで不思議です

管を入れたところ、左側の胸ん所にちいさな傷が残りましたが

毎日お風呂に入るたんびにそのちいさな傷を見ていろいろ考えています

「1年以内に再発する患者さんが半数だからね!」なんて

「再発したら胸開いて手術ね!」なんて

本当に怖い気胸の話も聞かせてもらって

ありきたりで恥ずかしいですが病気なんか1つも良いことないなーって

たかが気胸になったくらいでこーちゃんも

まるでボクが死んでしまったかのように落ち込んでしまって

愛する人を悲しませるのはやっぱり胸が痛いし

家の中に病気のボクがいると陰気臭くなっちゃって

「君がバカ臭いこと言ってないと、この家もこの店も成り立たないよ」って

心が弱ると体にくるし、体が弱ると心にくるし

今更ながらに健康第一だなーって本当にそんな事を思いました

皆さんからもたくさんのお見舞いやら励ましやらを頂きまして

本当にたくさんありがとうございました

世間から置いてけぼりをくらったような数日間

そんなんしていたらいつの間にか11月でいよいよ冬も目の前で

ボクには何にもありませんが全快でまた頑張ろうと思います


ボクが守りたいものなんかほんの少し

ボクが愛する人たちとボクを愛してくれる人たちと

このちっぽけな喫茶店に集まってくれる

本当にちっぽけな人たちだけで

ボクはそれっぽちのことだけで幸せになるんだと信じています
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by gomashioatama | 2012-11-05 10:47 | Gomashio日記 | Comments(4)